大人の疑問

Q&Aセックスレスは体に悪い?

答えはNOです。

確かにセックスをすることによって自律神経の働きが安定したり、セックスによる快感で分泌される性腺刺激ホルモンのエストロゲンには動脈硬化や脳卒中などの発生を抑える働きもあるといわれています。 ですが、自律神経の働きはセックス以外のリラクゼーション法でも安定させることは できますし、エストロゲンもセックスをしなくても女性の生理周期に応じて分泌されています。 だからセックスをしないからといって健康が損なわれるわけではありません。

むしろ嫌いな相手とセックスをすると、交感神経の働きが優位になって緊張状態が続き、そちらのほうが体に悪い。

Q&A毎日セックスしたいと思う 自分は変?セックス依存症?

毎日セックスしたいと思うことは、変なことではありません。むしろ頻繁にセックスをしていると、快感が脳にインプットされて、ときどきしかしていない人に比へて性欲が高まるといわれています。

よく「毎白したくなるのはセックス依存症?」と心配する女性もいるが…、若いときやセックスを覚えたてのときは、毎日したくなるは自然な心の動さ。 むしろ心が健康的な証拠。 セックス依存症は、セックスに依存しているのではなく、心の寂しさや虚しさを埋めるために、他者とのつながりにセックスを利用してしまうのが原因。 性欲が旺盛なこととは別の問題です。

Q&Aセックスよりオナニーが好きな自分はおかしい?

自分のペースで快感を得られるマスターベーションのほうが好き、というお悩みだが、それは全く異常なことではありません。 オナニーが体の害になるわけもないですし、問題ないと思います。

オナニーとセックスは全く別物と考えるへき。 オナニーは決して悪いことではありません。ひとりでしたほうがいいときもあるし、新たな性感帯を発見できるかも。 ただ、他人とのコミュニーションが面倒くさいという理由で、オナニーだけに偏るのはよくない。 セックスとオナニー両方をバランスよくできればいいのではないでしょうか。

Q&A精液は体にいい?

精液は飲んでも特に害はありませんが、だからといって体にいいわけでもありません。 ただし、それは健康な男性の精液の場合。男性が何らかの性感染症に感染していると、精液から目や喉の粘膜に感染する危険性があります。 クラミジアや淋菌などは目や喉にも感染します。 ですから、その点には十分な注意が必要です。

体や美容にいいわけではないので、できれば飲まないほうが安心。 飲んでも決して美味しくありませんよ(笑)。

Q&Aセックス中の演技は必要?

女優じゃないんだから、演技は必要ありません。 相手のために演技に気を使うより、まず自分が気持ちよくなることに集中したほうが、結果的に自分も相手も気持ちよくなれる。 自分が気持ちよくなるために演技が必要ならすればいいし、演技をすることで気が逸れて気持ちよくなれないのならしないほうがいいんです。

感じていないのに感じるふりをする演技は不要です。 盛り上げるための演出はときとして必要。でも無理な演技は必要ありません。 演技ではなく、例えばいつもより言葉を多く交わすなど、むしろ彼とのコミュニケーションを深めるための演出に凝ってみては?

Q&Aアナルセックスは危険?

アナルセックスは、通常の膣性交に比へて、感染症のリスクがはるかに大きいんです。 膣の壁は丈夫にできていて摩擦などによるキズがつきにくい構造になっていますが、腸はキズつきやすく、ばい菌も繁殖しやすい。 さまざまな性感染症はもちろんですが、腸壁のキズから雑菌が入り込んで*痔瘻になる恐れもあるので、十分に注意が必要です。

挿入する男性側にもリスクが。大腸菌などの雑菌で尿道炎になったりするので、コンドームは必須。 衛生面には特に気をつけて。

*痔瘻(じろう):肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が出る疾患。

Q&A生理中にしても大丈夫?

生理中は免疫力が低下しているので、性感染症のリスクが高まる他、セックスによって雑菌が膣内に入り込むと、繁殖して膣炎などの炎症を起こす危険性も。 また、生理中にセックスすると、挿入によって経血が逆流して、子宮内膜症を引き起こす可能性があることも指摘されています。 実は、法律で女性の生理中にセックスをしてはいけないと定めている国があり、そこでは内膜症にかかっている女性が少ないことがわかっているのです。

つまり、できれば生理中のセックスは避けたほうが無難です。 どうしても、という場合はコンドームを着けて、衝生面には特に注意を。

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